「低慣性ならではの転がりの良さに安定した持続的なキャッチをプラスさせる」現代のボール開発における動向は、以前のように先の動き中心で進められることと平行して、ソリッド素材のような持続時なキャッチを生み出せるスペックも多くなりました。それはパールやハイブリッドのバックエンド重視のスペックに加え、ハイスペックなウレタン素材が生み出されたことでコンディションへのアジャストが多様化され、ソリッド素材のもつ物理的特性が対応に必要不可欠となったためと言えるでしょう。それもボールの進化につれてコンディションの変化もより複雑化され、その対応の課程でボウラーが必要としているもの、それがニーズなのだと思います。ウレタン素材がハイスペックに進化したことと同時にSolid素材も少し前とはケミカルで大きく変化を遂げています。以前と比べピンヒットまでエネルギーロスがなく、ソリッドの適正を保ちながらバックエンドにパワーバランスを傾けたソリッド素材もあるほどです。今回のPRIME TIME SOLIDは転がりやすいコアの特性を活かして中盤から後半までエネルギーが残るソリッド素材を抽出していて、ソリッド素材でも物足りなさが全く感じないほど扱いやすさの中に動きの良さを感じて頂けると思います。パールやハイブリッドで投げると先で動き過ぎてしまう。でもその中から投げようとすると走り過ぎてしまう。そんなときにこのPRIME TIME SOLIDを投げると今まで見えなかったラインが見えるかもしれませんし、ソリッド素材のボールを投げる意味も分かるのではないかと思います。ただ曲がればよい次元ではなく、ラインに対し幅を感じられるようボールチェンジするのも現代のアジャスト事情とも言えるでしょう。
So l id素材の特徴を活かしながら動きを緩慢にさせない独自抽出のカバーを採用することで、以前のSolidとはくらべものにならないぐらいアクティブな動きを可能にしました。
●カバーストック:86x0 Ion Solid Reactive
●コア:Triaxial 1.0 Core
●RG:2.490
●ΔRG:0.050
●表面仕上げ:1500-Grit Polished
●硬度:74~76°
●InterDiff:0.017
●カラー:Black Solid
●ウエイト:12~16lbs